お稽古便り 2024年4月27日

朝の雨が庭の木々の新芽に潤いを与え、露地の石もしっとりとした風情です。

炉の季節、最後のお稽古です。釣釜を掛けて硯屏点前、行く春を惜しみます。

床には「吟風一様松」を掛けました。松が風に吹かれ一様に音を奏でている、という景です。大小さまざまな松も、みな同じ風を受け同じ音を奏でている。誰にも他と隔たりの無い同じ風が吹いているのです。

お菓子は 木の芽田楽(御菓子処 さゝま 東京駿河台下)をご用意いたしました。