第四九七会 東茶会 於 東京美術倶楽部 令和五年九月二十四日

小堀遠州流 江楽庵 佐々木宗弌 先生が東茶会で薄茶席の釜を掛けられました。
100年余りの歴史ある東京美術倶楽部の茶室「花の間」での茶会です。この茶室は約50畳、一度に50名のお客様にお入り頂くことができます。

床のお軸は「秋沈万水家々月」(春屋宗園筆 一行 天室箱書)です。お花は「唐物 底四方手付籠」に秋の草花が風情ある佇まいを見せています。玉川の河川敷より摘み採った草花は、風炉先の「和歌入 玉川図」に彩どりを添えています。

お菓子は「芋秋」(千歳船橋 東宮)、お茶は「蓬莱山」(松尾園 詰)です。

私も水屋のお手伝いとお点前にて参加いたしました。
深まりゆく秋、澄む川音が聞こえて来るような、素晴らしいお席でございました。