お稽古便り 2025年10月11日

松籟庵の庭の木々が色づきはじめました。秋の雨の中、庭石や蹲が美しく濡れています。

床の軸は「吟風一様松」です。「風はどの松にも差別なく同じように吹いている」という意です。「風」を「仏性」と解すれば、何があってもすぐに落胆したり、絶望したりせず、差別なく吹く「風」を信じて歩んでゆくことの大切さを教えてくれます。

床の花は 竜胆 藤袴 狗尾草 秋明菊 女郎花 をいれました。

お菓子は 「栗むし羊羹」(愛知 美濃忠)をご用意いたしました。