お稽古便り 2025年5月10日

朝からの雨で、松籟庵の庭はしっとりと濡れています。

5月に入り、炉から風炉へ変わりました。風炉のお点前は柄杓の扱いが変わります。

床の軸は「薫風自南来」です。「殿閣生微涼」の句が続きます。宮殿に爽やかな薫風がそよいでいる情景を、唐の政治家柳公権が文宗皇帝の起承句に対し転結句として詠みました。

床の花は 菖蒲 を入れました。

お菓子は「初かつを」(愛知 美濃忠)をご用意いたしました。